英旅行者、来月1日以降EU圏へ入国できない恐れ コロナの渡航規制で

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英ロンドン近郊のガトウィック空港=11月27日/Leon Neal/Getty Images

英ロンドン近郊のガトウィック空港=11月27日/Leon Neal/Getty Images

(CNN) 英国からの旅行客は来年1月1日以降、欧州連合(EU)加盟国への入国を禁じられる可能性がある。新型コロナウイルス感染拡大に関する現状の規制に基づいた措置とみられる。

上記の日付より先、英国の旅行者にはEU圏外のすべての国々と同様の渡航規制が適用される。そこでは医療業務や外交といった不可欠な活動、やむを得ない家族の事情などにかかわる旅行以外はすべて禁止の対象となる。

EUの行政執行機関、欧州委員会の当局者が10日、CNNに明らかにした。

現行の英国によるEUからの離脱に向けた移行期は今年12月31日に終了する。英国とEUが通商合意に達しても、上記の規制は適用される見通し。

欧州委員会が策定した渡航規制に関する勧告の基準は、主に当該の国の感染状況がEUの平均と比較して良好か、深刻かに基づいている。

10月、EU加盟国が基準を満たす「安全国」と決定したのはオーストラリア、日本、ニュージーランドなど8カ国のみだった。

EUは新たに渡航規制を解除する非加盟国の審査を今月14日の週に行う予定。英国もその対象に含まれているが、欧州委員会の当局者によると、これらの国々の来月1日以降の扱いについて、現時点で確認することはできないという。

英国の現在における新型コロナウイルス感染による死者数は欧州で最多の6万2000人超となっている。

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