台湾の絶景 太魯閣渓谷を行く

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険しい崖や深い谷といった起伏に富んだ景観が特徴だ

険しい崖や深い谷といった起伏に富んだ景観が特徴だ

こうした自然のほかにも圧巻なのが長春祠だ。中部横貫公路を建設する工事の途中で命を落とした労働者226人を弔うために建てられた。祠の裏には鐘楼や観音菩薩をまつった洞窟もある。

公園内では台湾固有のクマやサルなど、台湾に生息する動物種の80%あまりを見ることができる。

一帯には今でも、台湾原住民のタロコ族の居住地が点在している。タロコ族はかつて、顔の入れ墨や首狩りの儀式を行うことで知られていた。

公園内の道は整備が行き届いており、ハイキングやサイクリングを楽しむ人も多い。中でも歩きやすいのは砂卡礑(シャカダン)步道で、川沿い4.4キロにわたり伸びる道は心地よい。入り口には橋がかかっており、装飾として大理石で彫られた獅子100体が並んでいる。

ただ、サイクリングの道は体力的に厳しい。草木が生い茂る険しい山道を3日かけて走行する。公園の管理当局が無料でヘルメットを貸し出している。路面の状況は天候に左右されることも多いので、公園の公式サイトで最新の情報を確認しておくことが必要だ。

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