「Apple Watch」輸入禁止の回避策、当局が承認 健康管理の目玉機能が非搭載に

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米アップルのスマートウォッチ「Apple Watch」/Ming Yeung/Getty Images

米アップルのスマートウォッチ「Apple Watch」/Ming Yeung/Getty Images

ニューヨーク(CNN) 米裁判所の判断に基づき米国で一時的に販売が停止された米アップルのスマートウォッチ「Apple Watch」について、輸入禁止を回避するためアップルが提案した設計の変更が当局に承認された。この変更が実施されれば、健康管理に利用できるとアップルが宣伝していた機能は使えなくなる。

15日に米連邦裁判所に提出された書面によると、Apple Watchは血中酸素濃度を測定するパルスオキシメーター機能を搭載しない設計に変更することを提案して承認された。この機能をめぐっては、特許侵害でアップルを提訴した医療機器メーカー米マシモの訴えが認められていた、

アップルが設計変更を提案したことで、Apple Watchは米国への輸入継続が認められると米税関・国境警備局が判断した。マシモ側の弁護士は、パルスオキシメーター機能が搭載されない限り、Apple Watchの米国への輸入に米政府が反対しないことを確認したとしている。

Apple Watchの「Series 9」「Ultra 2」などの新モデルをめぐっては、米国際貿易委員会(ITC)の判断に基づき昨年12月26日から輸入が禁止されたが、翌27日には米連邦控訴裁がアップルの申し立てを認めて禁止命令を一時的に差し止めていた。

アップルによると、当面の間、パルスオキシメーター機能を搭載したSeries 9やUltra 2は米国での販売を継続する。控訴裁は週内にも、禁止命令差し止めの申し立てに関する判断を示す見通し。

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