米フェイスブックの元幹部、5億円強着服の罪認める 米検察発表

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バーバラ・ファーロウスマイルズ被告=2020年3月8日、米カリフォルニア州ロサンゼルス/Robin L Marshall/Getty Images

バーバラ・ファーロウスマイルズ被告=2020年3月8日、米カリフォルニア州ロサンゼルス/Robin L Marshall/Getty Images

(CNN) 米フェイスブック(現在のメタ)の元幹部社員が、在職中に同社から400万ドル(約5億7000万円)あまりを着服したとして罪に問われている。検察はこのほど、被告が罪状を認めたと発表した。

ジョージア州北部地区連邦検察によると、バーバラ・ファーロウスマイルズ被告は2017年1月~21年9月、フェイスブックのリードストラテジストや従業員リソース部門グローバル責任者を務め、多様性を推進する役職に就いていた。

検察は同被告について、「フェイスブックでグローバルな多様性を推進する役職として信頼される地位を悪用し、同社から多額をだまし取った」としている。

ファーロウスマイルズ被告はフェイスブックの経費を流用して、カリフォルニア州とジョージア州でぜいたくざんまいの生活を送っていたとされる。

流用した経費は美容師代やベビーシッター代のほか、1万8000ドル(約250万円)という就学前教育の授業料などの個人的な出費に充てていた。

着服に利用したのは、会社のクレジットカードをペイパルや決済アプリなどにひも付けて、そこから架空のサービスの料金を支払う手口だった。

そうしたサービスの代金を受け取った親類や知人は、金額の一部をキックバックとしてファーロウスマイルズ被告に還流させていた。同被告は水増しした請求書を使ってそうした架空の料金を支払っていたとされる。

検察は、同被告が「親類や友人知人を自分の犯罪に巻き込んだ。全ては詐欺を通じてぜいたくな生活を送るためだった」と指摘している。

判決は来年3月19日に言い渡される。

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