米アップル、世界と中国のスマートフォン市場で首位奪還

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アップルストア前でスマートフォンを見る人=2021年10月16日、中国・北京/Andrea Verdelli/Getty Images

アップルストア前でスマートフォンを見る人=2021年10月16日、中国・北京/Andrea Verdelli/Getty Images

香港(CNN Business) 米アップルが中国と世界のスマートフォン販売で再び首位に立った。27日に行われたアップルの決算発表を前に、調査会社2社が明らかにした。

カウンターポイント・リサーチの26日の発表によると、2021年10~12月期の中国市場に占めるアップルのシェアは「史上最高」に達した。アップルが中国市場で首位に立つのは6年ぶりだった。

同四半期の中国市場に占めるアップルのシェアは23%となり、前年同期の16%から上昇した。中国のスマートフォン販売は全体では前年比9ポイント減少した。

中国のスマートフォンメーカー、ビボは6ポイント減となり、アップルに抜かれた。

一方、調査会社カナリスは先週の発表の中で、中国での「前例のない」業績が追い風となって、アップルが世界市場で再び首位に立ったと指摘していた。

カナリスによると、ホリデーシーズンの世界シェアはアップルが22%、韓国のサムスン電子が20%だった。

「アップルはiPhone13の好調な業績に牽引(けんいん)され、スマートフォン市場で3四半期ぶりに首位を奪還した」。カナリスのアナリストはそう指摘している。

「アップルのiPhoneは中国本土で前例のない実績を挙げた。主力製品の価格攻勢で価値提案の強さを保った」

アップルは年末商戦に合わせて毎年9月に主力製品を発表している。カウンターポイント・リサーチのアナリストによると、中国ではiPhone13の発売直後にアップルが首位に浮上した。

高価格機種の市場でアップルと競合していた中国の華為技術(ファーウェイ)の販売が、米国の制裁で落ち込んだことも影響した。中国のメーカーは米制裁のために部品の調達も難しくなっている。

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