アサンジュ容疑者が大使館の窓から演説 米国に「魔女狩りやめろ」

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ウィキリークスのアサンジュ容疑者 「米国は魔女狩りやめよ」

ロンドン(CNN) スウェーデンで性的暴行容疑に問われ、英国から同国への引き渡しを避けるためロンドンのエクアドル大使館に滞在している内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジュ容疑者が19日、同大使館前の支持者らに向けて演説した。同容疑者は、ウィキリークスに対する「魔女狩り」をやめるよう米国に迫った。

アサンジュ容疑者が公の場に姿を現したのは、2カ月前に同大使館へ駆け込んでから初めて。約10分間の演説で「ウィキリークスとともに、言論の自由と社会の健全性が脅威にさらされている」と主張した。

また、「米国は内部告発者に対する戦いを終わらせるべきだ」と述べ、ウィキリークスに大量の米政府機密文書を提供したとして逮捕された米陸軍のブラッドリー・マニング上等兵の釈放などを求めた。

アサンジュ容疑者は、スウェーデン当局に身柄を移された場合、同国からさらに米国へ引き渡され、ウィキリークスの機密文書公開に関する罪で死刑を言い渡される可能性があるとして、移送の回避を図ってきた。

ところが英最高裁はスウェーデンへの移送を認める決定を下したため、同容疑者はエクアドルへの亡命を申請。同国政府が先週、受け入れを表明した。

英外務省はこれに対し、エクアドル大使館に強制的に立ち入って同容疑者の身柄を確保することも可能だと通告。反発したコレア・エクアドル大統領が南米諸国連合(UNASUR)の会合を開いて支持を勝ち取るなど、国際的な政治問題に発展している。

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