「私たちを忘れないで」、シェフチェンコ氏が訴え ウクライナサッカーの英雄

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5月、ミラノで行われたエキシビションマッチで自国の国旗と共に写るシェフチェンコ氏/Miguel Medina/AFP/Getty Images

5月、ミラノで行われたエキシビションマッチで自国の国旗と共に写るシェフチェンコ氏/Miguel Medina/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナサッカーの象徴的存在、アンドリー・シェフチェンコ氏がこのほどインタビューに応じ、ロシア軍の差し迫った危険に今もさらされている人がいることを忘れないでほしいと世界に訴えた。スポーツは国民の結束に大きな役割を果しうるとの認識も示した。

ウクライナでは今なお戦闘が日常的に起きており、国を逃れた数百万人が普通の暮らしに戻れない状況だ。

2月24日の侵攻開始以来、シェフチェンコ氏は自らの発信力を生かして、愛する祖国のために啓発活動や資金集めを行ってきた。

多くの人と同じく、ウクライナ代表チームの主将や監督を務めたシェフチェンコ氏も戦争で大きな影響を受けた。母国で起きていることを受け止めるのに数週間かかったと振り返る。

「個人的にとてもつらい。今もいら立ちを覚えている」。シェフチェンコ氏はCNN Sportにそう語った。

「同じ問いを繰り返して答えが見つからない時期もあったが、今進むべき道はひとつしかない。我々はこの戦争に勝って国の再建を始める必要がある」

シェフチェンコ氏とテニスのエリナ・スビトリナ選手は現在、ウクライナのゼレンスキー大統領が戦争努力への寄付を募る目的で設立した組織「UNITED24」のアンバサダーを務める。

これまでに1億6600万ドル(約220億円)超が集まったほか、さらなる資金集めを目的とした他のプロジェクトも進行中だ。

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