宝石の中に人の顔 その驚きの技法は?

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宝石を回転させると、中の顔がさまざまな方向を向いているように見える=同氏提供

宝石を回転させると、中の顔がさまざまな方向を向いているように見える=同氏提供

チャン氏の並外れた芸術的才能は、クリスティーズ・アジアのフランソワ・クリエル会長やデンマークのヘンリク王配など、多くの有名バイヤーたちの目に留まった。

チャン氏はこれまでも宝石の中に人の顔を彫り込んだ作品を作ってきたが、この「Now and Always」は、チャン氏が編み出し、数十年かけて完成させた「ウォレス・カット」と呼ばれる技法で作られた最高傑作といえる。

ウォレス・カットとは、宝石の表面を彫って、宝石自体を幾何学的な形に変えるのではなく、宝石を背面からカットし、宝石の内側から複雑な像を彫る技法だ。

「彫ったり、カットする時は常に光の動きを考慮する必要がある」とチャン氏は語る。「逆さに彫る手法を学ぶためにかなりの練習を要した」

「宝石の背面から彫ると、上下、左右、深浅が逆になる。まるで車の運転で、前進と後退を同時に行わなければならない感じだ」

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