映画監督の張芸謀氏、一人っ子政策違反で1億円超の罰金

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中国は一人っ子政策を採用しており、違反したとして張氏は1億円超の罰金を命じられた

中国は一人っ子政策を採用しており、違反したとして張氏は1億円超の罰金を命じられた

香港(CNN) 中国の映画監督でアカデミー賞にノミネートされたこともある張芸謀(チャンイーモウ)氏が、中国の一人っ子政策に違反したとして748万元(約1億2850万円)の罰金を命じられた。当局が明らかにした。

張氏への通告書は江蘇省無錫市の家族計画局から9日付で送付された。「割り当て外」の子どもが2人いるなどとして、30日以内に罰金を支払うよう求めている。

この通告書は短文投稿サイト「微博」の当局の公式アカウントに掲載された。

これに先立ち張氏は昨年12月、妻との間に息子2人と娘1人がいることを認め、公開書簡で謝罪していた。書簡では「映画監督として人々に記憶されるためには多大な努力と良い映画が必要だ。だが子どもを持ちすぎていたために、そのすべてが台無しになった」と述べている。

江蘇省の当局は昨年11月から調査官9人を派遣して証拠収集に乗り出し、張氏夫妻の年収をもとに、罰金額を算定した。

中国政府は一人っ子政策の緩和を打ち出しており、新華社通信によると、両親のいずれかが一人っ子であれば2人の子どもを持つことを認める決議が中国全人代の常務委員会を通過していた。ただ、張氏の場合はこのケースにも当てはまらない。

同氏は「紅いコーリャン」などの作品で知られる有名監督。ネットでは、金持ちや有名人の規制逃れに対する怒りの声が相次いだ。あるユーザーは「これって本当に大金なの? 彼が映画1本でどれくらい、もうけてるか知ってる? 罰金が重すぎるという人もいるけれど、彼にとっては何でもない」と書き込んでいる。

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