飼い主襲ったヘラジカに愛犬立ち向かい、撃退 米アラスカ州

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米アラスカ州ソルドナのツアテルシ遊歩道で、男性を襲ったヘラジカを愛犬が撃退した/Mapbox

米アラスカ州ソルドナのツアテルシ遊歩道で、男性を襲ったヘラジカを愛犬が撃退した/Mapbox

(CNN) 米アラスカ州の州警察は、州内の遊歩道で飼い主の男性を襲ったヘラジカに愛犬が立ち向かってほえまくり、退散させる出来事があったとこのほど報告した。

男性はヘラジカのいきなりの突撃で地面に倒れ、数回蹴られて病院に運ばれたが、命に別条はないという。犬も無事だった。

州警察の報道発表文によると、攻撃は今月18日午後に同州ソルドナのツアテルシ遊歩道で発生。男性と犬は森を抜けた際、突然襲われていた。男性が攻撃を受けた当時、付近にはヘラジカが少なくとも4頭いたという。

同遊歩道の管理宣伝などに当たる団体によると、犬がほえ、ヘラジカを威嚇して追い払う際、男性は樹木や雪の吹きだまりがある場所へ逃れていた。この遊歩道は、散歩、ランニング、ハイキング、オートバイ走行やクロスカントリースキーなどの場所として利用されているという。

ヘラジカはクマほど危険ではないとされているが、アラスカ州漁業・狩猟担当部局によると、州内での人間への攻撃件数は毎年、クマより多い。

同団体は今回の騒ぎが起きた当日に現場周辺に立ち入らないよう勧告。ヘラジカはまだ、「ストレスを抱えている」危険な状態にある可能性に触れた。

現場付近では今年の夏に怒りっぽいヘラジカがいたことがわかっており、男性を襲ったのと同じ個体であるのなら、自らへ向けられた人間の大声などへの忍耐心は乏しいのかもしれないとも推察した。

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