サイの赤ちゃん、クリスマスイブに誕生 米アトランタ動物園

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
米アトランタ動物園がミナミシロサイの赤ちゃん誕生の発表と共にSNSに投稿した画像/From Zoo Atlanta

米アトランタ動物園がミナミシロサイの赤ちゃん誕生の発表と共にSNSに投稿した画像/From Zoo Atlanta

(CNN) 米ジョージア州のアトランタ動物園で、準絶滅危惧種に指定されているミナミシロサイの赤ちゃんが誕生した。

アトランタ動物園の25日の発表によると、ミナミシロサイの赤ちゃんはクリスマスイブの24日に誕生した。赤ちゃんは元気な様子で、母サイがよく面倒を見ているという。

同動物園でミナミシロサイが生まれたのは初めて。サイの赤ちゃんは、2013年のヒガシクロサイに続いて2頭目だった。

一般的に、ミナミシロサイの赤ちゃんの出生時の体重は45~68キロ程度とされる。

赤ちゃんは、同動物園で22年につがいになった22歳のメスの「キアジ」と、12歳のオスの「マンブルズ」の間に誕生した。妊娠が分かったのは23年春だった。

「サイは現在、全ての種が窮状にある。この新しい親善大使の飼育者として、我々には野生のサイの状況について周知を図る責任がある」と同動物園はコメントしている。

ミナミシロサイは国際自然保護連合によって準絶滅危惧種に指定されており、個体数は減少傾向にあるという。

「角を目的とする密猟は全てのサイにとって深刻な問題であり、絶滅や絶滅に近い状態に追い込まれた種もある。野生のミナミシロサイは群れで移動することが多く、密猟者に狙われやすい」と動物園は解説する。「サイの角の粉末には薬効があると信じる文化もある。だがサイの角の成分はケラチンで、人間の毛髪や爪と変わらず、薬効は確認されていない」

同動物園には今年10月、17歳のメスのミナミシロサイ「ダカリ」も加わった。

「生物多様性」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]