NASAのルビオ宇宙飛行士が1年ぶり帰還、トラブルで宇宙滞在記録更新

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NASAのルビオ宇宙飛行士、米国の宇宙滞在最長記録更新

(CNN) 国際宇宙ステーション(ISS)に1年以上滞在していた米航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士フランク・ルビオさんが27日、無事地球に帰還した。

ルビオさんは、ロシア人宇宙飛行士セルゲイ・プロコピエフさん、ドミトリー・ペテリンさんと共にロシアの宇宙船「ソユーズMS―23」に搭乗し、現地時間の27日午後5時17分、パラシュートでカザフスタンに降下した。

ルビオさんは当初、ISSに半年間滞在する予定で出発した。しかしISSへの到達に使用した宇宙船でドッキングの際に冷却剤漏れが見つかるトラブルが発生。滞在期間が長引いて米国人宇宙飛行士としては最長の計371日間に及んだ。ISSで丸1年間過ごしたのも、米国人として初めてだった。

4人の子どもをもつルビオさんは、CNNの直近のインタビューの中で、もしもISS滞在期間が当初予定の2倍になると最初から分かっていれば、多分断っていただろうと告白。「家族の大切なイベントを欠席しなければならないと分かっていたら、きっと『ありがとう、でも結構です』と言っていただろう」と語っていた。

米国人宇宙飛行士の宇宙滞在期間は、NASAのマーク・バンデハイさんが2022年に達成した355日がこれまでの最長だった。

宇宙滞在の世界最長記録は、ロシアの宇宙ステーション「ミール」に1994年1月~1995年3月まで437日間滞在したロシアの宇宙飛行士、故ワレリー・ポリャコフさんが保持している。

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