青い蛍光色のタランチュラ新種、タイのマングローブ林で発見

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タイ南部で発見された新種のタランチュラ/Courtesy Narin Chomphuphuang

タイ南部で発見された新種のタランチュラ/Courtesy Narin Chomphuphuang

(CNN) タイ南部パンガー県のマングローブ林で青い蛍光色をした新種のタランチュラが発見されたとして、同国コンケン大学の研究チームが論文を発表した。

同大の研究者は25日、この新種について「魅惑的な青紫色をしていて、青い火花を連想させる」とCNNに語った。論文は18日の学術誌に発表された。

新種のタランチュラは鮮やかな紫とメタリックブルーの色が際立っている/Courtesy Narin Chomphuphuang
新種のタランチュラは鮮やかな紫とメタリックブルーの色が際立っている/Courtesy Narin Chomphuphuang

「青は自然界で最も希少な色の一つで、動物の青色発光は特に魅力が大きい」と研究者は語り、この発色は青い色素に由来するものではなく、「生物学的なフォトニックナノ構造」、つまり「光を操って鮮やかな青色に見せるナノ構造を取り入れた独特な毛の構造」によるものだと説明した。

論文によれば、このタランチュラの独特な色彩は、メタリックブルーと紫の2種類の毛に由来する。この毛は脚と鋏角(きょうかく<口の前にあるはさみのような突起部分>)、背甲などに生えている。

色などの特徴は性別や年齢によっても異なり、メスや若い個体の毛は青よりも紫色が強いという。

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