ペルー奥地で発見の新種ヘビ「ハリソン・フォーディ」と命名、ヘビ嫌いのインディにちなみ

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「T・ハリソンフォーディ」はペルーの湿地で発見された/E. Lehr

「T・ハリソンフォーディ」はペルーの湿地で発見された/E. Lehr

(CNN) 4人の研究者が険しい地形をかき分け、麻薬密売組織らしい相手と遭遇して命の危険にさらされながら、南米ペルーの科学的に未開拓の地を探検した。

この旅のクライマックスは新種のヘビの発見だった。ヘビは映画「インディ・ジョーンズ」シリーズの主演俳優ハリソン・フォードにちなんで「T・ハリソンフォーディ」と命名された。研究チームが15日、ドイツの学術誌に発表した論文で明らかにした。

論文の筆頭筆者で米ウェズリアン大学のエドガー・レアー教授は当時を振り返り、「この新種をハリソン・フォードにささげたらどうだろう。『インディ・ジョーンズ』のキャラクターは(ヘビが)嫌いだからなお面白い」と考えたと話す。

このヘビはペルーのオティシ国立公園で発見された。体長は約45センチで、褐色をしている。

レアー氏は100種を超す新種を発見している爬虫(はちゅう)両生類学者で、生物多様性に富むペルー探検をいつも楽しんでいる。しかしリマ自然史博物館の研究者と共に行った今回の探検では、予想外の出来事に遭遇した。

オティシ国立公園は、いずれも米国務省が渡航危険地域に分類しているペルーのジュニン地域とクスコ地域にまたがる。さらに、ペルーのコカ生産と麻薬密売の中心地にも近い。

国立公園の南部は地形があまりにも厳しかったことから、探検隊は3~4週間分の物資を積んでヘリコプターで現地入りした。オティシは「ペルーで最も科学的調査が進んでいない国立公園」と形容される。

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