韓国の動物園で初の双子パンダ誕生 健康状態は良好

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生まれたばかりの赤ちゃんパンダを口にくわえる母親の愛宝(アイバオ)/Samsung C&T/Yonhap/Reuters

生まれたばかりの赤ちゃんパンダを口にくわえる母親の愛宝(アイバオ)/Samsung C&T/Yonhap/Reuters

(CNN) 韓国の首都ソウル郊外にあるテーマパーク「エバーランド」は11日、園内の動物園で7日に双子のジャイアントパンダが誕生したと発表した。

韓国で双子のパンダが生まれたのは初めて。

ユーチューブに投稿された動画には、9歳の母親、愛宝(アイバオ)が体重180グラムの1匹目を口にくわえる場面や、その1時間後に体重140グラムの2匹目を出産する場面が映っている。

動物園によれば、母子ともに健康状態は良好。職員らは、アイバオが3年前、第1子の福宝(フーバオ)を出産した時の経験を基に、産後のケアを進めている。

パンダの双子が生まれる確率は50%未満とされる。野生では母親が一方だけの世話をすることが多く、双子がそろって生き残ることは難しい。

飼育担当者は「市民に希望と喜びを届けるパンダ一家になれるよう、しっかりと世話を続ける」と話した。

アイバオと父親の楽宝(ローバオ)は2016年に中国から貸し出された。フーバオは韓国で誕生した初めてのパンダだった。

エバーランド動物園のチョン・ドンヒ園長は、双子の誕生を「パンダ研究における韓中協力の重要な成果」と位置付けた。

パンダは受精可能な期間が年に1度、1~3日間に限られるため、同園ではホルモンの変化を観察して交尾のタイミングを計ったという。

中国は現在、約20カ国にパンダを貸し出している。

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