スコットランドヤマネコを絶滅から救え 施設で育った数頭、初めて野生に

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スコットランドヤマネコの保護プロジェクトは、英スコットランド王立動物園協会が保護団体や政府機関と連携して展開している/Saving Wildcats
写真特集:絶滅危ぶまれるスコットランドヤマネコ、保護施設から野生へ戻る

スコットランドヤマネコの保護プロジェクトは、英スコットランド王立動物園協会が保護団体や政府機関と連携して展開している/Saving Wildcats

(CNN) 英スコットランドの保護施設で育てられた若いスコットランドヤマネコ数頭が、このほど英国で初めて野生に放された。ヤマネコ保護プロジェクトは、英スコットランド王立動物園協会が保護団体や政府機関と連携して展開しており、今後数カ月で計22匹を野生に戻すことを計画している。

「ハイランド・タイガー」とも呼ばれるスコットランドヤマネコは絶滅の瀬戸際にあり、2010~13年に実施された調査によると、野生に残された個体数はわずか115~314頭のみ。国際自然保護連合(IUCN)の専門家グループは19年、「生き延びられるヤマネコの集団は、スコットランドのどこにも残っていない」と結論付けた。

スコットランドヤマネコはイエネコより大きくがっしりした体格で、しま模様の茶色い毛とフサフサの尾をもち、耳は横に突き出ている。

およそ9000年前、欧州から英国に到来し、19世紀には生息地の減少などによってイングランドとウェールズでは絶滅して、わずかな個体がスコットランドに残った。

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