フロリダ周辺の海水温が異常な上昇、サンゴの深刻な影響懸念

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2014年にフロリダキーズの海で起きたサンゴの白化の様子/Courtesy Derek Manzello/NOAA

2014年にフロリダキーズの海で起きたサンゴの白化の様子/Courtesy Derek Manzello/NOAA

(CNN) 米フロリダ州周辺の海が突然の熱波に襲われて前例のない海水温の上昇が観測され、かつてなく深刻なサンゴの白化が懸念されている。

フロリダ州周辺の海水温は、衛星を使った海洋データの収集が始まって以来、最高を記録した。海水温の上昇は例年よりもはるかに早く始まっており、米海洋大気局(NOAA)の専門家は「上昇がこれほど早く起きるとも、これほど極端になるとも思わなかった」「我々の記録においても前例がなさそうだ」と解説する。

海水温は場所によっては36度近くまで上昇した。

海水温の高さと持続期間は、サンゴ礁の生存に決定的な影響を及ぼす。海水温が高い状態が長期間続くと、餌となる藻類が抜け出してサンゴが徐々に餓死する白化現象が起きる。

白化したサンゴは必ずしも死んでいるわけではない。しかし海水温が高い状態が長く続くほど、死が避けられない状態になる。

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