中高年の片足立ち能力、寿命と関係か

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片足で立てない人は71~75歳では半数を超えた/mheim3011/iStockphoto/Getty Images

片足で立てない人は71~75歳では半数を超えた/mheim3011/iStockphoto/Getty Images

今回の研究では死亡した人の死因は明らかにしておらず、バランス感覚の低下と寿命との関係を説明する理由として考えられる体の仕組みについても検討していない。

英グラスゴー大学の専門家はこの研究結果について、興味深いが決定的ではないと述べ、「10秒間立っていられないので心配だという人は、自分自身の健康リスクを振り返る必要がある」と助言。歩行を増やしたり食べる量を減らすといったライフスタイルの改善を試みたり、医師に相談したりすることもできると話している。

片足立ちができなかった人は全般的に健康状態が悪く、肥満や心疾患、高血圧などの症状をもつ人の割合が高かったほか、2型糖尿病の人も多かった。

年齢が上がるにつれて片足立ちができない人は増え、51~55歳では5%にとどまっていたが、71~75歳では半数を超えた。

バランス感覚は専用のトレーニングによって大幅に改善すると研究者は指摘する。患者には医師が監修する運動プログラムに参加してもらっているが、バランス感覚の改善が寿命に与える影響について判断できるだけのデータはまだ収集できていないとした。

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