違法データを見つけ出せ、米警察の「ポルノ探知犬」<2> 頼れる相棒の条件とは

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米警察の「ポルノ探知犬」、脅威の嗅覚を実証

米ユタ州オグデン(CNN) 児童ポルノなどの違法なデータを含んだ記憶媒体の捜索に力を発揮する警察犬、URL(アール)。現在、URLのような警察犬の大半は、コネチカット州など東海岸の捜査当局で任務に就いている。

前回「違法データを見つけ出せ、米警察の『ポルノ探知犬』<1> 驚異の嗅覚で捜索の切り札に」はこちら

一方の西海岸では、シアトルで勤務するベアのほか、アラスカにも特別の訓練を受けた警察犬が1頭いる。だが、ロッキー山脈周辺の地域で電子記憶媒体の探知犬として知られているのはURLだけだ。そのためURLは州や連邦レベルの捜査にも動員されている。

こうした警察犬は4~5カ月にわたり、1日3時間の訓練を毎日受ける。インディアナ州で電子機器探知犬の訓練を行う組織を立ち上げたジョーダン氏によれば、犬が食事を取ることができるのは仕事中だけ。反応強化のための訓練が厳格に行われており、報酬として食事を与えられるのは電子記憶媒体を嗅ぎ当てた場合のみだ。

ジョーダン氏の組織ではエネルギーや精神力に優れた犬を訓練に採用している。URLの場合、ある家庭がいったん保護施設から引き取ったものの、行動に制御が利かなかったため施設に戻されていた。

ジョーダン氏は「そういう犬が一番だ。エネルギーにあふれていて恐れを知らない犬や、一般の人々には好かれない部分を持つ犬がいれば、それこそ我々が探している犬だ」と話す。URLは受け入れ初日から仕事への準備ができていたという。ハートマン氏も同様の見解で、URLの仕事熱心さを指摘。「自分よりも働くのは確実だ」と話す。

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