パンダの子どもが熱線にビックリ、木の上で一晩過ごす

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動物園暮らしも楽じゃない?

(CNN) 米首都ワシントンのスミソニアン国立動物園で生まれたジャイアントパンダの子ども「バウバウ」(生後16カ月)が飼育舎の中で熱線に触れ、驚いて木の上に駈け登り、そのままひと晩を樹上で過ごす出来事があった。

熱線は動物たちに飼育舎の境界を覚えさせる警戒システムの一部として使われている。バウバウが熱線に驚いて木の上に逃げたのが23日の午後。動物園によると、バウバウは「至って元気」だが、24日になっても木に登ったまま降りて来ようとしなかった。

バウバウがいる屋外の飼育舎に母パンダのメイシャンが入れるようにしたところ、メイシャンは一晩中バウバウを見守っていたという。飼育係も「2匹が屋内に入りたがった場合に備えて」、この夜はパンダ舎で過ごした。

動物園によると、熱線は動物園の動物たちに飼育舎の境界を覚えさせ、外に出ないようにするために使っている。「バウバウはいずれその気になれば降りて来る」見通しだという。

バウバウとメイシャンの様子について同動物園のフェイスブックには、「雨が降っているのに子どものそばで寝て、ほとんど何も食べず、飼育舎の中を歩き回ってバウバウを見守っているメイシャンの心配ぶりに心を打たれた」などのコメントが寄せられている。

「限界を試して、一晩中外出して、親に心配をかけ通しなんて、10代の子どもみたい」という声もあった。

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