「はやぶさ2」の打ち上げに成功 太陽系進化の謎に迫る

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(CNN) 日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3日、小惑星探査機「はやぶさ2」を載せたH2Aロケット26号機を鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げた。

JAXAによれば、はやぶさ2が目指すのは「1999JU3」という小惑星。着陸機とローバーを着陸させて観察を行うほか、衝突装置などを使ってサンプルを採集する。これによりJAXAは「太陽系がどのように生まれ、どのように進化してきたのか」を知ることができるとしている。

はやぶさ2は、2010年に地球に帰還した探査機「はやぶさ」の後継機だ。はやぶさは03年に打ち上げられたが、目標の小惑星「イトカワ」にローバーを着陸させることには失敗した。

JAXAによれば「1999JU3」は小惑星のなかでもC型に分類される。構成物質に、S型のイトカワよりも多くの有機物や水が含まれていると考えられているという。

JAXAは声明で「地球誕生の謎に加えて、海の水の起源や生命の原材料となった有機物の起源を探る、それが『はやぶさ2』が目指していることなのです」と述べている。

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