ISSで船外作業中断、「ヘルメット内に水が浮遊」

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ISSで船外作業中断

(CNN) 国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の宇宙飛行士が、16日に行った船外活動を予定より大幅に短い1時間32分で切り上げた。原因は、ヘルメットの中で宇宙飛行士の頭の周りを浮遊した「水」だった。船外活動時間としては、ISS史上2番目の短かさだという。

米航空宇宙局(NASA)によると、この日の船外活動はイタリアのルカ・パルミターノ、米国のクリストファー・キャシディ両宇宙飛行士が実施。6時間半かけて、補助電源装置の取り付けと、年内に到着予定の新しい実験モジュール用のケーブル準備を行う予定だった。

このうち補助電源装置の取り付けは完了したが、パルミターノさんの宇宙服の内部に水のようなものがたまっているのが見つかったため、2人ともステーションに戻ることになった。

パルミターノさんは「ヘルメットの中で頭の後ろを水が浮遊している」と伝えてきたという。

パルミターノさんの話では、この水は普通の飲料水とは違う味がしたという。ただし直ちに健康被害をもたらすようなものではなく、パルミターノさんの呼吸にも問題は生じなかったとNASAは説明している。

それでも宇宙飛行士の安全を守るために、船外活動は中止する必要があると判断した。原因や事実関係については現在調査を進めている。次回の船外活動の予定は未定。

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