体長4.7メートルのヘビ、シカ1頭を丸のみ フロリダ州

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重さ約34キロのシカを丸ごと1頭のみ込んだニシキヘビ 写真提供:SOUTH FLORIDA WATER MANAGEMENT DISTRICT

重さ約34キロのシカを丸ごと1頭のみ込んだニシキヘビ 写真提供:SOUTH FLORIDA WATER MANAGEMENT DISTRICT

(CNN)  米フロリダ州の国立公園付近で、重さ約34キロのシカを丸ごと1頭のみ込んだニシキヘビが見つかり、処分された。

シカをのみ込んだのは、体長約4.7メートルのメスのビルマニシキヘビ。同州南部にあるエバーグレイズ国立公園の近くで見つかり、外来種であることから定められた手順に従って処分された。

当局が解剖して調べたところ、このヘビはメスのシカを飲み込んで胴回りが約112センチに、体重は約63キロに膨れ上がっていた。シカは無傷の状態だったという。

ビルマニシキヘビは通常、ネズミなどのげっ歯類や鳥類、小型のヘビなどを餌とする。2005年には体長1.8メートルのワニを飲み込んだニシキヘビも見つかっている。公園管理局などは、外来種の爬虫類が固有種の生態に影響を及ぼすことを懸念。繁殖を食い止めるために生態や生息場所の調査に当たっているが、ビルマニシキヘビが何匹くらい生息しているのかは分かっていないという。

州の野生生物保護当局者は「ほとんど天敵がいないフロリダの野生生物に大打撃を与える恐れがある」と危惧している。

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