CO2排出量ほぼゼロの貨物船、26年に世界で初めて就航か ノルウェー企業

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温室効果ガス排出量をほぼゼロに抑えた世界初の貨物船「ヤラ・アイデ」の完成予想図/Courtesy Yara/North Sea Container Line

温室効果ガス排出量をほぼゼロに抑えた世界初の貨物船「ヤラ・アイデ」の完成予想図/Courtesy Yara/North Sea Container Line

ロンドン(CNN) 地球温暖化物質の排出量をほぼゼロに抑えた世界初の貨物船「ヤラ・アイデ」を2026年に就航させる計画が動いている。プロジェクトに参画する企業の一つが明らかにした。

同船の建造はまだ行われていない。ノルウェーの肥料メーカー、ヤラ・インターナショナルと提携企業は動力として主にクリーンアンモニアを使用する計画で、化石燃料を動力とする通常の船舶に比べ二酸化炭素(CO2)排出量を95%削減できる可能性があるという。

ヤラのスベイン・トーレ・ホルセザー社長兼最高経営責任者(CEO)はこの船について、海運業の脱炭素化に向け「何が可能なのか」を示すものになると期待を口にする。

ホルセザー氏はCNNの取材に「そろそろ、2040年や50年の状況がどうなるのかという長期的な話や約束から離れる時だ。いま使用可能な技術を現実に用い、それが機能すると示す時が来た」と語った。

国際海事機関(IMO)によると、海運業はCO2などの温暖化ガスの年間排出量の3%近くを占める。

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