米経済が猛烈な加速、7~9月のGDP4.9%増

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スーパーで買い物をする人=4日、米コロラド州シェリダン/David Zalubowski/AP

スーパーで買い物をする人=4日、米コロラド州シェリダン/David Zalubowski/AP

ワシントン(CNN) 米商務省は26日、7~9月期の国内総生産(GDP)の速報値を年率で前期比4.9%増と発表した。金利が22年ぶりの高水準にある中、経済成長のペースが際立って強力なことが示された。

今回の結果は4~6月期の2.1%増を大幅に上回り、エコノミスト予想の4.3%増より高かった。

成長を支えたのは、底堅い個人消費だ。高止まりするインフレ率や借り入れコストに直面してもなお、米経済が驚くべき強靱(きょうじん)さを備えていることが示唆される形となった。

7月から9月にかけて個人消費は4%増加。2021年10~12月期以来の強力な伸びを記録した。

GDP全体の成長ペースは約2年ぶりの速さ。春の銀行危機後は米経済のリセッション(景気後退)入りも予想されていたが、結果的にそれを覆した。

イエレン財務長官は26日の報告について、経済の好調ぶりを示すとして歓迎する一方、これだけの成長ペースが今後も継続するとはみていないとも明らかにした。ワシントンでブルームバーグTVが主催した討論会で述べた。

米経済は現在、債券利回りの上昇や学生ローン返済の再開といった逆風に直面する。LPLファイナンシャルのチーフエコノミスト、ジェフリー・ローチ氏は、「夏の終わりの数カ月で消費が伸びたからと言って、投資家は驚いてはいけない。本当の問題は、この傾向が今後の四半期で継続し得るのかどうかだ。我々はしないと思う」と述べた。

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