昇進の鍵は紙とクレヨン? 潜在意識動かす「目的の視覚化」

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結果と過程の視覚化を区別し、過程のステップも視覚的に細分化することが重要だという

結果と過程の視覚化を区別し、過程のステップも視覚的に細分化することが重要だという

ナイルズ氏は、目標達成の瞬間をこのように視覚的に思い浮かべることで、あらかじめ成功体験を先取りしているかのように脳に思い込ませることが可能になると話す。

ゴールマッピングの手法で目標を描き出したことが王座獲得につながったと話すのは、キックボクシング世界王者のカタリン・コンヤ氏だ。同氏は、「ゴールマッピングについて具体的に説明するのは難しいが、自分はやれる、自分は目標達成できるんだ、という感触を与えてくれた。夢と現実の橋渡しのようなものだと説明することにしている」と語る。

効果的な目標設定は、計画立案、練習、行動の3段階から成る。ナイルズ氏は「山頂を視覚的にイメージすることができても、どうやって山頂までたどり着くのかわからなければ意味がない」と話す。結果の視覚化とそこに至る過程の視覚化を区別し、過程のステップも視覚的に細分化する必要がある。

このように過程のステップを細分化するうえで効果を発揮するのが、ゴールマッピングだ。学校の試験に備えて準備するような場合、知識やスキル習得のステップを視覚化し、勉強の過程を細分化して把握することで、良い結果につながる。結果だけでなく、準備過程での不安感も軽減するという。

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