住宅難解消の鍵は「マイクロ住宅」 貨物コンテナを家に転用

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ノマド・マイクロ・ホームズ社の「マイクロ住宅」=同社から

ノマド・マイクロ・ホームズ社の「マイクロ住宅」=同社から

英不動産ウェブサイト大手ライトムーブが発表したところによると、ロンドンの住宅価格は13年10月だけで前月比10%も上昇した。

高騰する住宅価格をめぐり懸念が強まる中、コンテナ改造住宅が手早く低コストの解決策になりえるのではないかと、ウィンター氏も期待を寄せる。

こうしたマイクロ住宅の原型は、近年、ドイツやスウェーデン、米国など各国で盛んに発案されてきた。小型の住宅を単体で提供する場合もあれば、集合住宅の丸ごと数区画にわたって使用する場合もある。

カナダのノマド・マイクロ・ホームズ社では、10フィート(約3メートル)四方の小型住宅を設計した。わずか2万5000米ドル(約250万円)で購入できる上に、その気になれば世界中どこにでも移動可能だ。

同社のイアン・ケント社長は「世界中からこの家を切望する声が届いている。あらかじめサイズが決まっているので、建てるにも維持運営するにも、何かと簡単だ。住宅問題解消に大きく寄与するはずだ」と自信を見せる。

ケント氏はさらに、発展途上国で急速に拡大する都市部において、マイクロ住宅を利用する可能性についても言及した。天災が襲った後の避難用仮設住宅としたり、大学キャンパスの一画にまとめて共同生活の場としたりするなど、様々な活用法が考えられるという。

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