アップル、大型ｉＰａｄやｉＰｈｏｎｅの新モデルを発表

サンフランシスコ（ＣＮＮＭｏｎｅｙ） 米アップルは９日、サンフランシスコで開いた発表会で、スマートフォン「ｉＰｈｏｎｅ」とタブレット端末「ｉＰａｄ」、テレビ向けコンテンツ配信端末「Ａｐｐｌｅ　ＴＶ」、腕時計型端末「Ａｐｐｌｅ　Ｗａｔｃｈ」、の新モデルを披露した。

ｉＰｈｏｎｅは「ｉＰｈｏｎｅ　６ｓ」「ｉＰｈｏｎｅ　６ｓ　Ｐｌｕｓ」の２機種が発表された。色はシルバー、ゴールド、スペースグレー、ローズゴールドの４色。本体には「７０００シリーズアルミニウム」を採用して航空機並みの強度を持たせ、これまでのｉＰｈｏｎｅのように簡単に曲がったりしなくなった。

新たに加わった画面の「３Ｄタッチ」機能では、強く押すなどの動作を認識し、かすかな振動で圧力を感知したことを知らせる。

背面のカメラは１２００万画素となり、ｉＰｈｏｎｅ　６に比べて画素数が５０％増えた。前面のカメラは５００万画素になり、自撮りの鮮明度が増す。写真とビデオを組み合わせた新機能「Ｌｉｖｅ　Ｐｈｏｔｏ」では、撮った写真の前後１．５秒の映像が記録され、写真を長押しすると短い動画が再生される。処理能力や指紋センサーの感度も向上した。

米国での販売価格はｉＰｈｏｎｅ　６ｓが６５０ドル（約７万８０００円）から、６ｓ　Ｐｌｕｓが７５０ドル（約９万円）から。１２日から予約受け付けを開始し、２５日に発売する。ｉＰｈｏｎｅ　６と６　Ｐｌｕｓはそれぞれ１００ドル値下げする。

ｉＰａｄは画面を大型化して処理速度を速めた「ｉＰａｄ　Ｐｒｏ」が発表された。画面サイズは１２．９インチ。ｉＰａｄ用のアプリを２つ並べて表示できる。画素数は５６０万ピクセルと、１５インチの「ＭａｃＢｏｏｋ　Ｐｒｏ」を上回る。価格は７９９ドル（約９万６０００円）から。