英チャールズ国王、来週公務復帰へ 2月にがん治療公表

がん治療を公表した英チャールズ国王が、来週公務に復帰する予定であることが分かった/Hollie Adams/POOL/AFP/Getty Images

2024.04.27 Sat posted at 10:45 JST

ロンドン(CNN) 英王室は26日、チャールズ国王(75)が「治療と療養の期間」を経て来週公務を再開すると発表した。チャールズ国王は2カ月前、がんの治療を受けていることを明らかにしていた。

王室の声明によると、チャールズ国王は30日にカミラ王妃を伴ってがん治療センターを訪問し、医療の専門家や患者と面会する。

この施設は国王の治療に直接関わっている治療センターとは異なるとみられている。

チャールズ国王はがんセンター訪問を皮切りに複数の公務をこなす見通し。王室はまた、日本の天皇、皇后両陛下を6月に国賓として迎えることも発表した。

声明は「戴冠(たいかん)式から1年の節目が近づく中、国王夫妻は昨年の喜びと苦難の中で世界中から寄せられた厚意と善意に深く感謝している」との文言で締めくくられている。

バッキンガム宮殿の庭園で今月10日に撮影されたチャールズ国王夫妻の写真

王室の情報筋によると、国王の容体や治療計画に関してこれ以外の詳細を公表する予定はない。

26日の発表では、昨年5月の戴冠から1年を祝って国王夫妻の新たな肖像写真も公表された。

王室の報道官は、チャールズ国王の治療がどれだけ長引くのか明らかにするのは「時期尚早」だが、医療チームは回復状況に関して「依然前向き」だと説明。回復に支障が出るリスクを最小限に抑えるため、必要なら今後の予定を調整するとも明らかにした。

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