空港利用客数ランキング、ドバイが2位に浮上 5位に羽田

アラブ首長国連邦のドバイ国際空港/Horacio Villalobos/Corbis/Getty Images

2024.04.17 Wed posted at 16:17 JST

(CNN) 世界の空港管理者などで構成する団体、国際空港評議会(ACI)が各空港の利用客数をまとめた2023年版のランキングが発表された。首位は例年通り米ジョージア州のアトランタ国際空港、2位にアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ空港が浮上した。

アトランタ空港はコロナ禍の影響で首位を逃した20年を除いて過去20年以上、トップに君臨し続けている。23年の利用客数は1億470万人だった。コロナ禍前の19年を約5%下回ってはいるが、ACIのデオリベイラ事務局長によれば、今年は19年と同水準の約1億1000万人に回復する見通しだ。

ドバイ空港が2位に入ったのは初めて。22年版では5位だった。23年の利用客数は約8700万人で、前年比31%増、19年と比べても1%増加した。現在、同空港と世界104カ国の計262都市の間で、航空会社102社の路線が運航している。


空港利用客数ランキングでドバイが2位に浮上/Kamran Jebreili/AP

同氏によれば、航空業界は中東とアジア太平洋の新興国、途上国で今後数十年にわたり、先進国の2倍以上の成長が見込まれている。

5位に急上昇した羽田空港

世界全体の空港利用客数は前年比27%増の85億人近くに上り、19年の94%近くまで回復した。

世界最大の国内線市場である米国からは、3位にダラス・フォートワース空港、6位にデンバー空港、8位にロサンゼルス空港、9位にシカゴ・オヘア空港が入った。

英ロンドン郊外のヒースロー空港は22年版の8位から4位に上昇した。

上昇幅が最も大きかったのは羽田空港で、16位から5位に急浮上した。大きな要因として、日本路線の再開が挙げられる。

トルコのイスタンブール空港は前回と同じ7位、インドの首都ニューデリーのインディラ・ガンジー空港は9位から10位に下がった。

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