（ＣＮＮ） 台湾東部沖で３日に発生した強い地震で、被害の大きい花蓮県などでは救助活動が続けられている。これまでに９人の死亡が確認され、負傷者は９３０人を超えた。
台湾の内政部消防署（消防庁）によると、同県にある２つの鉱山で作業員７１人が閉じ込められている。
そのほか、１３７人が身動きが取れなくなっているという。このうち５０人は同県の有名な観光地、太魯閣（タロコ）渓谷にあるホテルの従業員で、地震発生時は小型バス４台で移動中だった。現在電話で連絡が取れない状態だという。
同県内のトンネルで立ち往生していたドイツ人２人は救出された。
米地質調査所（ＵＳＧＳ）によると、３日午前７時５８分に発生したマグニチュード（Ｍ）７．４の本震の後、Ｍ４以上の余震が２９回観測された。
今回の地震は台湾で発生したものとしては過去２５年で最大規模。１９９９年に中部で発生したＭ７.７の地震では２２６４人が死亡、８６６４人が負傷した。
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