イスラエル軍、ガザでテロ拠点1万1000カ所を攻撃と発表

ガザ北部のジャバリヤ難民キャンプへの空爆後、犠牲者の捜索を行うパレスチナ人ら/Anas al-Shareef/Reuters

2023.11.01 Wed posted at 20:30 JST

(CNN) イスラエル軍は1日、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスとの衝突が始まった先月7日以降、同地区で「テロ組織に所属する1万1000カ所以上の標的」を攻撃したと発表した。

これは1日当たり440件あまりの攻撃に相当する。

イスラエル軍は民間人を標的にはしていないとの主張を繰り返してきたが、31日にはハマスの指揮官を狙ったとされる北部ジャバリヤ難民キャンプへの空爆で多数の死者が出た。

1日の声明では、ガザ地区の各地でハマスの作戦司令部など数カ所を攻撃したと説明。ジャバリヤ地区への空爆では学校と病院、政府機関の事務所の近くにあるビルに立てこもっていた「ハマスのテロリスト数人」を狙ったと述べた。

イスラエル軍はこれに先立ち、ジャバリヤの空爆でハマスの指揮官を殺害したと発表したが、ハマスは難民キャンプに指揮官はいなかったと主張。イスラエルが難民キャンプでの「卑劣な犯罪」を正当化しようとしていると非難した。

イスラエル軍は1日、ガザ地区内の部隊に向かって走行中の対戦車ミサイルを載せた車を攻撃したとも発表。車が爆発物による攻撃を受けて炎上する場面のビデオを公開した。

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