サッカー女子スペイン代表監督、女性スタッフに不適切なボディータッチか ゴール喜ぶ際

サッカー女子スペイン代表のホルヘ・ビルダ監督=20日/Joe Prior/Visionhaus via Getty Images

2023.08.23 Wed posted at 11:21 JST

(CNN) サッカー女子スペイン代表のホルヘ・ビルダ監督が女子ワールドカップ(W杯)決勝の試合中、女性スタッフに不適切なボディータッチを行っている場面とみられる映像が浮上した。

映像ではスペインのオルガ・カルモナがイングランドを相手にこの試合唯一のゴールを決めた直後、ビルダ監督が女性1人を含むスタッフ陣と抱き合って喜ぶ様子が捉えられている。

ビルダ監督はまず、ハグをしながら女性の肩に左手を乗せている。続けて、スタッフ陣と抱き合っていた監督はこちらを振り返り、左手を女性の胸の辺りまで下ろすと、少しの間そこに手を置いてから離している。

CNNはビルダ監督やスペインサッカー連盟(RFEF)、女性スタッフ本人にコメントを求めている。

スペインはW杯で成功を収めたものの、2015年に起用されたビルダ監督の任期は大きな論議を呼んできた。

女子ワールドカップ決勝戦で女性スタッフに不適切な行為を行ったように見えるスペインのビルダ監督

スペインメディアによると、22年9月には女子代表チームの選手15人がRFEFにメールで署名入りの書簡を送り、指導者を全面的に入れ替えない限り、もう代表チームではプレーしないと表明した。

だが、RFEFはビルダ監督を支持。書簡を送った15人のうち12人は、スペインが優勝した今回のW杯に出場しなかった。

これとは別に、RFEFのルイス・ルビアレス会長は21日、W杯決勝後の表彰式で金メダルを授与されたジェニファー・エルモソ選手(33)の唇にキスをしたことに触れ、「過ちを犯した」ことを認めた。


表彰式では選手の唇にキスをしたスペインサッカー連盟のルビアレス会長の姿が捉えられた(写真右)/Courtesy of FIFA

ただ、スペインのサンチェス首相はルビアレス会長の謝罪について「不十分」と指摘。22日に報道陣の質問に答え、「我々が目にした行為は容認できないものだった」としている。

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