(CNN) 北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)は5日、金正恩(キムジョンウン)総書記が軍需工場を訪問したと報じ、その写真を公開した。
この中には、正恩氏が銃を撃つ場面の写真もある。
KCNAは写真について、正恩氏が3~5日に兵器工場を視察し、戦略巡航ミサイルと無人攻撃機の製造現場で作業員らを指導した場面だと説明した。同氏は砲弾生産能力の向上について、重要な指示を与えたとも伝えた。
朝鮮半島の緊張が高まるなかで、北朝鮮が武力の誇示を図った動きのひとつとみられる。
北朝鮮は先月、朝鮮戦争休戦70周年記念行事の一環として、軍事パレードを実施した。
パレードには2種類の大陸間弾道ミサイル(ICBM)が登場した。このうちの一つは、米本土を射程に収めるとみられる固体燃料式の新型「火星18」だった。
強純男(カンスンナム)国防相は、パレードを軍の「絶大な栄光」であり、国民全体にとっても素晴らしい祝賀行事だと称賛した。
北朝鮮は実際のミサイル発射も繰り返している。先月も日本海に、短距離弾道ミサイル2発が撃ち込まれた。