(CNN) 英ウィリアム皇太子がロンドン市内で開かれたフードトラックのイベントにサプライズで登場し、肉を使わないベジバーガーを配って訪れた人たちを驚かせた。
ウィリアム皇太子はユーチューブチャンネルの「ソーテッド・フード」と組み、自らが創設した「アースショット賞」の2022年受賞者のイノベーション(技術革新)を使ってベジバーガーを創作した。
7月30日に同チャンネルに掲載された動画では、ソーテッド・フードのチームがウィリアム皇太子から手渡された材料を使ってバーガーを準備し、フードトラックから客に配っている。
チームメンバーからバーガー4個を注文されて振り向いた「シェフ」は、ウィリアム皇太子だった。
予想外の展開に客たちは息をのみ、1人の女性は「まさか想像もしていなかった」と絶句。「頭で理解するのに3秒くらいかかった」「自分は夢を見てる? ちゃんと寝たかな?」と語る男性や、「言葉を失った」という客もいた。
アースショット賞はウィリアム皇太子が20年に創設した10年プロジェクト。皇太子は「地球の修復と復興」を目指すと客たちに説明している。
同賞は「自然の保護と回復」「大気の浄化」「海の再生」「廃棄物のない世界の構築」「気候の修復」の5部門で受賞者が選ばれている。
ソーテッド・フードは今回のイベントについて、「私たちのスタジオとフードトラックにウィリアム皇太子が加わったことは、本当に夢のような瞬間でした。地球を助けることへの情熱や、アースショット賞について皇太子が説明するのを聞き、大きな感銘を受け、今後のプロジェクトのためにたくさんのアイデアをもらいました」とコメントしている。
ウィリアム皇太子がバーガー配り