米俳優アンガス・クラウドさん死去、25歳 ドラマ「ユーフォリア」に出演

アンガス・クラウドさん=2021年、ウェストハリウッド/Richard Shotwell/Invision/AP

2023.08.01 Tue posted at 09:05 JST

(CNN) 米HBOのドラマ「ユーフォリア/EUPHORIA」への出演で知られる新進気鋭の俳優、アンガス・クラウドさんが死去した。遺族が31日、CNNに寄せた声明で明らかにした。

25歳だった。死因は公表されていない。

遺族は声明で「私たちは今日、素晴らしいひとりの人間に沈痛の思いで別れを告げました。アーティストとして、友人、きょうだい、息子として、アンガスは私たち全員にとって様々な点で特別な存在でした」とコメント。先週父親を埋葬したクラウドさんが喪失感に苦しんでいたことを明かし、「唯一の慰めは、アンガスが最高の友人だった父親と再会していることです」と述べた。

クラウドさんは心の病との闘いを公にしていて、クラウドさんの死で他の人が「自分は独りではない」「黙って独りで闘うべきではない」と改めて気付くきっかけになればと遺族はつづっている。

クラウドさんの出世役は2019年に「ユーフォリア」で演じたフェズコだった。フェズコは薬物依存症の少女を深く気づかう心優しい麻薬ディーラーとして描かれる。

「ユーフォリア2」のシーンに出演するアンガス・クラウドさん

HBOの広報担当者はCNNの取材に「アンガス・クラウドさんの死去を知り、非常に深い悲しみを覚えている」「彼は才能にあふれ、HBOやユーフォリアの制作陣の一員として大変愛されていた」と述べ、友人や遺族に弔意を示した。

クラウドさんはカリフォルニア州オークランド出身。3月には雑誌「iD」とのインタビューで、ニューヨーク市ブルックリンの路上でスカウトされた経験を振り返っていた。

「ユーフォリア」の人気に火が付くと、クラウドさんは自分でも自身の成功に驚いたという。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。