丘の地盤が滑って家屋損壊、17世帯が避難 LA南郊の高級住宅地

米ロサンゼルス郊外で発生した地盤の滑落により家屋が損壊した/David Swanson/Reuters

2023.07.12 Wed posted at 17:57 JST

(CNN) 米カリフォルニア州ロサンゼルス南郊の高級住宅地で、斜面の地盤が滑り落ちて家屋が損壊し、11日午後までに17世帯が避難した。

現場はロサンゼルス市街の南約50キロ、ロングビーチの西側に位置するローリング・ヒルズ・エステート市の住宅地。

地元消防総局者が10日の記者会見で語ったところによると、8日に家屋12棟の基礎部分に割れ目が見つかり、消防当局のチームが出動。その後、10棟が損壊した。

消防当局は10日夜、12棟の家屋が住めない状態になり、住民16人が退去を強いられたとツイートした。

市当局者らによると、地盤の変動で下水管が破損したため、11日午後までにさらに5棟が避難対象になった。

CNN提携局の映像には、斜面の家が崩れ落ちる様子が映っている。

斜面の変動で家屋が崩れ、住民が避難を強いられた

同局は10日、地元当局幹部の話として、ひと晩のうちに6メートル近い変動があり、前夜にあった家が消えていると報じた。裏のデッキがなくなり、屋根が目の高さまで落ちた家もあるという。

地盤の変動がいつ止まるかは分からないが、市当局者らは11日午後の時点で、動きが鈍くなっていると語った。

原因は不明だが、同幹部によれば、干ばつが続いた後の豪雨で地面に亀裂が生じたために地盤が動いた可能性がある。

米国勢調査局のデータによると、同市は人口約8000人で、世帯年収の中央値は16万ドル(約2200万円)前後とされる。

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