(CNN) 子どもたちが英単語のつづりの知識を競う米国のスペリング大会で、南部フロリダ州在住の中学生が優勝した。
デブ・シャーさん(14)は「夢のようだ。まだ脚が震えている」と話した。
今年の大会は東部メリーランド州で開催された。世界中から1100万人の応募があり、5月30日に予選、31日に準々決勝と準決勝、6月1日に決勝が行われた。
シャーさんは決勝で「schistorrhachis」(先天性疾患の二分脊椎<せきつい>)、「aegagrus」(ノヤギとも呼ばれる動物パサン)、「rommack」(はしゃぐ)などのスペルをクリアし、単語の意味を問う部門では「chiromancy」が手相占いであると言い当てた。
最後は「psammophile」(砂地を好む動植物)のスペルで正解を出して優勝を決めた。
主催者によると、会場には米国の全50州のほかカナダやドイツ、バハマ、ガーナなどから9~14歳の小中学生231人が集合。このうち180人以上が初出場だった。シャーさんは2019年の大会で51位タイ、21年に76位タイの成績を残していた。
シャーさんには優勝賞金5万ドル(約700万円)のほか、好きな学校に寄付できる2000ドル分の書籍代が授与された。さらに、辞典で知られるメリアム・ウェブスター社から現金2500ドル、百科事典のエンサイクロペディア・ブリタニカ社からは400ドル分の参考図書が贈られた。
2位になったバージニア州のシャーロット・ウォルシュさん(14)は賞金2万5000ドルを受け取った。