ジャングルに小型機墜落、子ども4人の生存めぐり情報錯綜 コロンビア

捜索活動にあたるコロンビア軍の兵士と捜索犬=17日、コロンビア・カケタ/Colombian Air Force/Reuters

2023.05.19 Fri posted at 16:38 JST

(CNN) 南米コロンビアのアマゾン密林に小型機が墜落し、軍が2週間以上も大がかりな捜索を続けている。捜索隊は搭乗していた子ども4人に対し、その場にとどまるよう祖母の声で呼びかけるメッセージを流している。

コロンビアのグスタボ・ペトロ大統領は17日、生存者の子ども4人(13歳と9歳、4歳、生後11カ月)が発見されたとツイートした。しかしこのツートはその後削除され、18日になって、児童保護機関から提供された情報が未確認だったと説明した。

子どもたちの生存をめぐる情報は錯綜(さくそう)しており、コミュニケーションがうまく取れない中で、政府が子どもたちと直接連絡を取ることはできていない。

小型機は今月1日、コロンビア南部グアビアレ県のジャングルに墜落した。家族福祉機関ICBFの所長は、行方不明になっていた子どもたちを捜索隊が救助し、身元を確認したという情報を間接的に入手したと説明。4人が無事発見されたことを「確信」しているとしながらも、さらなる確認を待っていると言い添えた。

18日にはコロンビア民間航空局が、大人3人の遺体を回収したことを明らかにした。このうち2人は先住民で、もう1人はパイロットだった。

墜落した小型機

コロンビア軍は捜索犬やヘリコプターを使い、地元先住民の協力も得て捜索を続行。子どもたちの祖母が録音したメッセージを流しながら上空を飛行している。

民間航空局によれば、18日夕には「(子どもたちの)居場所の手がかりとなり得る新たな発見」があり、期待が高まった。4人の子どもを無事発見できるという期待に変わりはないとしている。


捜索の中でシュシュやプラスチックの包装などが発見された/Colombian Civil Aviation Authority

しかしこれまでのところ、子どもたちをうつした写真も動画も公表されていない。

ペトロ大統領は18日、確認が済む前に子どもたちが見つかったと伝えたことを謝罪した。

コロンビアのジャングルで小型機墜落、子ども4人生存か 情報錯綜

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