米連邦検察、共和党新人議員のジョージ・サントス氏を訴追 CNN EXCLUSIVE

共和党のジョージ・サントス下院議員/Nathan Howard/Bloomberg/Getty Images

2023.05.10 Wed posted at 12:09 JST

(CNN) 米連邦検察は10日までに、ニューヨーク州選出の共和党下院議員、ジョージ・サントス氏を刑事訴追した。事情に詳しい情報筋3人が明らかにした。同氏を巡っては経歴の一部詐称などが発覚し、民主党や一部の地元共和党員から辞任圧力が強まっていた。

サントス氏は早ければ10日にも、訴状が提出されたニューヨーク州東部地区の連邦地裁に出廷するとみられる。

現時点で具体的な起訴内容は把握されていないが、連邦捜査局(FBI)や司法省はかねてサントス氏が選挙期間中に行ったとされる財務記録の虚偽記載などの疑惑を調べていた。

サントス氏の弁護士はコメントを控えた。ニューヨーク州東部地区連邦検察、司法省、FBIの報道官らもコメントを控えた。

サントス氏の広報担当者や事務所のスタッフも、起訴に関する記者からの質問に答えず、ワシントンにある同氏の事務所を後にした。

共和党のジョージ・サントス下院議員

昨年選出されたサントス氏に対しては、司法機関や下院の倫理委員会などが疑惑の捜査に乗り出しており、民主党の上層部やニューヨーク州の一部の共和党議員から辞任を求める声が上がっていた。

サントス氏への疑惑は選挙資金関連法の違反、利益相反に関する連邦法違反、退役軍人の男性の飼い犬を治療する目的で集めた寄付金の流用、クレジットカード詐欺計画の企て、学歴と職歴の詐称など多岐にわたる。

共和党のマッカーシー下院議長は9日、CNNの取材に答え、除名が妥当かを判断する前に、まずは起訴内容を確認すると述べた。

米連邦検察、共和党新人議員を起訴

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