(CNN) 米ニュージャージー州オールドブリッジの森の中でこのほど、重さ約135~180キロに相当するともみられる大量のパスタが廃棄されているのが見つかった。
現場の様子をとらえた画像をフィラデルフィア在住の女性がSNSへ2日に投稿すると、ネット上で話題が沸騰。投稿は5日午後の時点で500万回以上閲覧され、4500件以上リツイートされた。
現地のオールドブリッジに23年住むニナ・ジョクノウィッツさんが自身のフェイスブックのページなどに投稿した画像には、大量のマカロニやスパゲティーが川の岸に沿って小山のように積まれた様子が写っている。
ジョクノウィッツさんは隣人からパスタについて聞き、現場に出向いて写真を撮ったと説明。地元自治体に連絡したがオールドブリッジには自前のごみ集積場がなく、民間会社を利用して廃棄物を回収している。
パスタを大量廃棄したとみられる人物について、ジョクノウィッツさんは非常に大量のパスタを買い集めていた近隣住民の男性に言及したものの、個人の特定は避けた。
オールドブリッジの企業管理者を務めるヒマンシュ・シャー氏は4日、CNNへの声明で「数百ポンド分の」パスタが廃棄されたことを確認。袋から出されたパスタは全て未調理の状態だったと述べた。
同氏によれば、廃棄からは短い時間しかたっていなかったものの、湿気のため一部のパスタは柔らかくなり始めていたという。先週末にかけ、一帯では豪雨が降っていた。
不法投棄されたパスタはオールドブリッジの公共事業局が除去した。手押し車で15台分の量だったとみられる。現在警察による捜査が行われていると、声明は述べた。
オールドブリッジの首長を務めるオーウェン・ヘンリー氏は、廃棄した個人からパスタに関して事前に相談があれば、フードバンクに持ち込むなどの選択肢を提案できたと指摘。廃棄されたパスタの除去には2時間ほどかかったと明かした。
除去作業の現場に居合わせた33歳の住民男性は、前出のジョクノウィッツさんと同様、廃棄したと思われる人物の特定を避けた。ただ隣人らから聞いた話として、パスタは新型コロナのパンデミック(世界的大流行)の期間中に集められたものである可能性があるとした。
森に廃棄された大量のパスタ、重さ135~180キロ相当か