(CNN) 米テキサス州オースティン郊外のスーパーマーケットの駐車場で18日未明、10代のチアリーダーの女性2人が銃撃されて負傷した。被害者のうち1人は、自分の車と間違えて他人の車のドアを開け、車内にいた男に撃たれたと話している。男は殺人行為の容疑で逮捕された。米国で間違いが原因で若者が銃撃された事件は、この1週間で3件目だった。
警察の発表によると、逮捕されたのはペドロ・テロ・ロドリゲス容疑者(25)。
逮捕されたペドロ・テロ・ロドリゲス容疑者/Elgin Police Department/Facebook
18日未明、スーパーマーケットの駐車場に駆け付けた警察は、銃で撃たれた2人を車の中で発見した。重傷を負っていた1人はヘリコプターで病院に搬送され、重体となっている。もう1人は現場で手当てを受けた。
CNN提携局KTRKによれば、この女性、ヘザー・ロスさんは、友人の車を降り、自分の車だと思った車のドアを開けたところ、助手席に男性が座っていたと話している。
ロスさんは助手席側のドアから降りた男性に謝ろうとしたが、「彼はただ両手を挙げ、それから銃を抜くと私たちみんなを銃撃した」と語った。
銃撃現場となったスーパーマーケットの駐車場=19日、米テキサス州オースティン郊外/Rosa Flores/CNN
2人が所属するチアリーディンググループの関係者によると、ロスさんは銃弾が当たって現場で手当てを受けた。もう1人のペイトン・ワシントンさんは2度撃たれて重傷を負った。容体は安定しており、集中治療室(ICU)で回復に向かっているという。
大学生のロスさんは同州オースティン、高校生のワシントンさんはラウンドロック在住で、ヒューストン郊外のチアリーディングジムに週3回通っていた。
この1週間の間に、ミズーリ州では訪問先の家を間違えて呼び鈴を鳴らした16歳少年が銃撃され、ニューヨーク州では私道に迷い込んだ女性がこの家の住民に撃たれて死亡している。
間違って他人の車のドア開けた10代女性、銃撃され2人負傷 米テキサス州