NY市、初代「ネズミ皇帝」任命 駆除殲滅へ「血に飢えた」人物採用

キャスリーン・コラーディ氏(中央右)を紹介する米ニューヨーク市のアダムス市長(左)=12日/Bobby Caina Calvan/AP

2023.04.13 Thu posted at 12:34 JST

ワシントン(CNN) 米ニューヨーク市は12日、市内のネズミ駆除対策を担う初代「ネズミ皇帝」として、キャスリーン・コラーディ氏を採用したと発表した。

ネズミ対策局長に任命されたコラーディ氏は、市の保健精神衛生局、公園娯楽局、公衆衛生局などと連携して、「ネズミの餌の発生源を減らす革新的な方法」の発見や「新技術を使ったネズミの発見と殲滅(せんめつ)」などの対策を主導する。

マンハッタン北部には「ハーレム・ネズミ排他区域」を設け、350万ドル(約4億7000万円)をかけて点検の強化やネズミ取りの設置、公共住宅がネズミの巣になることを防ぐための床の補強などを行う。


キャスリーン・コラーディ氏(中央右)を紹介する米ニューヨーク市のアダムス市長(左)=12日/Bobby Caina Calvan/AP

コラーディ氏の前職は市教育局のクイーンズ地区担当空間計画局長。「ネズミ対策はニューヨーカーにとって生活の質以上の問題だ」と同氏は述べ、「ニューヨークは『ピザラット』として有名かもしれない。だがネズミもネズミの繁殖を助ける状況もこれからは容認しない。汚れた縁石、管理されない空間、図々しい間借りをなくす」と宣言した。

エリック・アダムス市長は「ネズミたちはキャシー(コラーディ氏)を憎むだろう。だが我々は彼女がこの重要な取り組みを主導してくれることを歓迎する」とコメントしている。

ネズミのいないきれいな街を目指すスローガンが書かれたゴミ箱=米ニューヨーク州のマンハッタン地区

市の求人で求めていたのは「士気が高く血に飢えた」人物。「不遜な態度、ずる賢いユーモア、全般的な悪者オーラ」は当然として、「スタミナと演出力」を兼ね備えていることを条件としていた。

市の保健局によると、ネズミは食中毒の原因となったり、レプトスピラ症のような疾患を拡散させたりすることがあり、深刻な公衆衛生上の課題となっている。

ニューヨーク市にいるネズミの正確な数は不明だが、人口(約800万人)よりもネズミの方が多いという都市伝説もある。

NY市、初代「ネズミ皇帝」任命

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