ワニの口から見つかった男児、父親が湖に遺棄の疑い 米フロリダ州

ワニの口から見つかった男児は父親が湖に遺棄した疑いがあるという/St. Petersburg Police Department

2023.04.04 Tue posted at 13:17 JST

(CNN) 米フロリダ州でワニの口の中から遺体で見つかった男の子について、地元警察は、父親が湖に遺棄したと見ていることを明らかにした。父親は男の子の母親を殺害した罪にも問われている。

父親のトーマス・モスリー容疑者(21)は2件の殺人の容疑で留置されている。

公選弁護人の広報は、事実関係や事件にまつわる状況について情報収集を進めるとともに、モスリー容疑者の精神衛生状態についても調べていることを明らかにした。

調べによると、モスリー容疑者は2歳の息子のテイレン君を湖に「投棄または放置」して致命的なけがを負わせ、死亡させたとされる。

警察によれば、母親のパシュン・ジェフリーさん(20)は3月30日午後、体を何カ所も刺された状態で自宅で死亡しているのが見つかり、その後テイレン君の行方不明届が出されていた。

父親のトーマス・モスリー容疑者

ジェフリーさんの遺体が発見される前夜、モスリー容疑者は母親の自宅を訪れたとされる。その際両手と腕に裂傷を負っており、病院に入院したという。

30日にジェフリーさんの自宅を訪れた家族は歩道上で血痕を発見。家の中ではジェフリーさんが、全身に100カ所以上の切り傷や刺し傷を負って死亡していた。

犯行現場のベッドの下に置かれた洗浄ボトルからは血の付いた指紋が見つかり、警察はこれを手がかりとしてモスリー容疑者を特定した。

翌日、ジェフリーさんの自宅近くにある公園で、口に何かをくわえているワニが目撃され、警察が銃弾を1発撃つと、ワニはそれを取り落とした。

回収して調べた結果、ワニがくわえていたのはテイレン君だったことが分かり、ワニは駆除された。

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