(CNN) ギリシャ中部テンピで旅客列車と貨物列車が正面衝突した事故による死者は少なくとも36人に上り、現場で捜索救助活動が続いている。
ギリシャ消防当局によると、350人あまりを乗せた旅客列車が28日深夜12時前、貨物列車と衝突した。
負傷者66人が病院で手当てを受けている。このうち6人は集中治療室に収容された。
列車衝突現場で捜索救出活動が続く=1日/Zekas Leonidas/Eurokinissi/AFP/Getty Images
写真から事故の衝撃の大きさがわかる/Thanos Floulis/Reuters
車両から煙が立ち上る=1日未明/Vaggelis Kousioras/AP
公共放送ERTは1日、旅客列車が衝突の何キロも手前から、貨物列車と同じ線路に切り替えて走っていたと伝えた。
プレブリス保健相は1日、現場に近いラリサ市内の病院前で、親族による遺体の身元確認作業が始まったと話した。
消防当局によると、先頭の客車を中心に遺体の収容も進められている。死者はさらに増える見通しだ。
ギリシャでは27日までカーニバルの行事があり、28日が連休明けだった。
首相府は1日、ミツォタキス首相が現場に向かっていることを確認した。
フランスのコロナ外相や欧州委員会のフォンデアライエン委員長、欧州理事会のミシェル議長らから見舞いの言葉が寄せられている。
道路わきを歩く乗客の一人/Vaggelis Kousioras/AP
捜索救助活動が続くが、死者数は増加すると予想されている/STringer/SOOC/AFP/Getty Images
事故列車の乗客がテッサロニキに到着=1日/Alexandros Avramidis/Reuters
ギリシャ列車衝突事故の現場、ドローンが撮影