米カリフォルニア州で雪景色、山間部で2メートルの積雪も

雪の積もった道路から外れてしまった車両=米カリフォルニア州/Mario Tama/Getty Images

2023.02.27 Mon posted at 11:16 JST

(CNN) 米カリフォルニア州南部の一帯が先の週末にかけ、異例の大雪や大雨に見舞われた。マウンテンハイでは約2メートルの積雪を観測し、クカモンガ峡谷では約130ミリの大雨が降った。

カリフォルニア州では南部やロサンゼルス地域に異例の暴風雪警報が出されていた。

暴風雪によって交通にも影響が出ている。州運輸局によると、ロスパドレス国有林を走る幹線道路は、1月の暴風雨と今回の暴風雨による地すべりや浸食のため、通行止めになった。

ロサンゼルス北東部のフレーザーパークに住む夫婦は、24日以来、自宅から出られない状態になっているとCNNに語った。大雪のために車の運転が危険になり、州間高速道路は一部区間が閉鎖された。

夫婦は暴風雪を見越して数日分の食料はたくわえているものの、「ここで暮らしていてこれほどの大雪は見たことがない。私たちより長く住んでいる住民は、こんな雪は2011年以来だが、これほどひどくはなかったと言っている」と話した。

雪に見舞われた山間部の様子=米カリフォルニア州ロサンゼルス郡

大雪をもたらした低気圧は東へ進み、米中部のテキサス州からイリノイ州にかけては26日、2000万人以上を対象に暴風などの警報が出された。

一方、西部では再び雨や雪が予想され、シエラ山脈やカスケード山脈、ロッキー山脈では28日にかけ、さらなる積雪が予想されている。

暴風雪の影響で週明けからは、西部の山間部で移動が危険になったり不可能になったりすると予想されている。

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