前回王者フランス、モロッコを下し決勝進出 カタールW杯

ゴールを決めたエルナンデスを祝福するジルー/Sebastian Frej/MB Media/Getty Images

2022.12.15 Thu posted at 12:31 JST

(CNN) サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会は14日、準決勝が行われ、前回王者のフランスが今大会躍進を遂げたモロッコを2―0で下した。

試合はフランスのエルナンデスが前半5分にアクロバティックなゴールを決め、交代で入ったコロムアニが遅い時間帯にこぼれ球を押し込んで追加点を挙げた。フランスは前回ロシア大会での優勝からわずか4年で再びW杯決勝に駒を進めた。

ただ、アフリカ勢として初めて準決勝の舞台に到達したモロッコは、コロムアニのゴールで試合が決まるまでフランスを追い詰めており、頭を高く上げて帰国の途に就くことができそうだ。


フランスに得点を許したモロッコの選手ら/Dylan Martinez/Reuters

W杯で前回王者が決勝進出を果たすのは20年ぶり。決勝では、メッシを擁するアルゼンチンが連覇を狙うフランスを迎え撃つ。

チームメイトと喜びを分かち合うムアニ(中央)

国際サッカー連盟(FIFA)によると、フランスの主将ロリスは「再び決勝に進む。素晴らしい気分だ」とコメント。モロッコ戦については「特に後半は苦しんだ」「彼らは守備だけのチームではなく、どうやって攻撃すればいいかを分かっている」などと語った。

試合が行われたアルホール・スタジアムではモロッコに大きな声援が寄せられ、モロッコの首都ラバトかカサブランカで準決勝が行われているような雰囲気だった。


モロッコのヤミクがオーバーヘッドシュートを放つ場面も/Fabio Ferrari/LaPresse/Sipa

モロッコの選手がボールに触れるたびに英雄のような歓声を受ける一方、フランスの選手にはブーイングや口笛が浴びせられた。

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