(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は26日までに、ロシア軍の攻撃で電力危機に襲われるウクライナ全土が暗闇状態となっている様子がくっきりとわかる衛星写真を公開した。
今月23日に撮影された写真では、きらきらと光り輝く近隣国やロシアとは裏腹に、ウクライナの国土のほとんどが暗黒と化している状態が浮き彫りとなった。
NASAはまた、ロシア侵攻が起きる前の今年1月と同11月にウクライナ上空でとらえた組み合わせ写真も公表。11月には照明などがほぼ消滅していることがはっきりと見て取れた。
ウクライナ政府当局によると、首都キーウでは凍りつくような寒さに見舞われる中、契約先の約半分への給電がない困窮状態が続いている。
国連の推定によると、欧州各地の逃れたウクライナ人は720万人以上で、国内の避難民は690万人以上となっている。