穀物輸出合意の停止、ロシアが協定順守しない姿勢を証明 ポーランド外務省

トルコのイズミット湾に入港するウクライナ産穀物を積んだトルコ船籍の貨物船=8月/Yoruk Isik/Reuters/FILE

2022.10.31 Mon posted at 13:03 JST

(CNN) ポーランド外務省は30日、ロシアが、国連が仲介した穀物輸出の合意を停止すると発表したことについて、ロシア政府が国際的な合意を順守する気がないことの証拠だと述べた。

ポーランド外務省はツイッターへの投稿で、ポーランドは欧州連合(EU)のパートナーとともに、ウクライナと、必要な物資の輸送を必要としている人々を支援する用意ができていると述べた。

北大西洋条約機構(NATO)は、穀物輸出の合意について、即座に更新するよう求めた。

NATOの報道官はCNNの取材に対し、全NATO加盟国は、黒海経由によるウクライナ産農産物の輸出再開を可能にした合意を歓迎したと述べた。これらの輸出がアフリカを含む世界中の食料価格の低下に貢献したとしている。

同報道官は、ロシアに対して、今回の決定を再考し、即座に合意を更新するよう求めた。そうすることで、最も必要としている人々に食料を届けることができるようになるとしている。ロシアのプーチン大統領については、食料の武器化をやめ、ウクライナに対する違法な戦争を終わらせなければならないとした。

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