世界の「クールな街」ランキング、首位はメキシコ・グアダラハラの一角

2位はポルトガルの首都リスボン市内のカイスドソドレ。インスタ映えする「ピンクの道」がある/Pawel Pajor/Adobe Stock

2022.10.15 Sat posted at 14:00 JST

(CNN) 英国発の国際誌タイムアウトが世界の「クールな街」を選んだ今年のランキングで、メキシコ西部グアダラハラ市内のコロニアアメリカーナが首位に立った。東京の下北沢が7位に入っている。

都市を訪ねる旅行では、明らかに観光客より地元住民に人気のある一角を見つけるのがだいご味のひとつだ。

穴場のカフェで飲むコーヒーが人生最高の味だったり、通りには看板を出していないバーが地下にあったり、レストランで今までに聞いたこともない地元の珍味が出たりするのも楽しい。

タイムアウト誌は世界各地の数千人に地元のお気に入りの場所を紹介してもらい、編集者らの知識も駆使して、クールな街計51カ所のランキングをまとめた。

1位のコロニアアメリカーナは、歴史的なアールデコ建築の豪邸と、元倉庫のライブハウスが混在する街。同誌の編集者ジェームズ・マニング氏によると、新境地に挑戦するクリエーティブ人材のコミュニティーや、増え続けるおいしいレストラン、西半球でトップクラスといわれるナイトライフも高く評価された。

2位は、ポルトガルの首都リスボン市内の川沿いにあるカイスドソドレ。昔から活気あるナイトライフで知られ、最近はグルメの街としても有名になった。

リスボンで最も有望とされる若いシェフたちのレストランが次々と開店している。

3位はカンボジア北西部シェムリアップのワットボー寺院を取り囲むワットボー・ビレッジ。ここ1年のうちに複数のブティックホテルがオープンするなど、見違えるような変化があった。

東京の下北沢が7位に入った

米国からはニューヨーク市のクイーンズ区にある街、リッジウッドが4位に入った。新たに開店するバーやレストランと、創業90年近いケーキ店のような老舗とのバランスが評価されている。

5位はカナダ東部モントリオールのマイルエンド。市内トップクラスのレストランや独立系の書店、花屋、肉屋、パン屋などが集まっている。

同誌幹部は「これらの街を歩いて30分以内に通り過ぎることもできそうだが、何日もかけて探索するような経験が詰まっている」と語った。

6位は米サンディエゴのバリオローガン、7位は東京の下北沢、8位は英マーゲートのクリフトンビル、9位はチリの首都サンティアゴ市内のバリオユンガイ、10位は仏マルセイユのクールジュリアンだった。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。